演題:
東京カルテット
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弦楽四重奏曲第11番OP95「セリオーソ」
弦楽四重奏曲第9番OP59-3「ラズモフスキー第3番」
出演:
第1ヴィオリン:ピーター・ウンジャン
第2ヴィオリン:池田菊衛
ヴィオラ:磯村和英
チェロ:原田禎夫
東京カルテットはすでに20数年の年輪を経た。ジュリアードと桐朋学園の影響下に研鑽を積んだ。
又、2代目となる第1ヴィオリンにウンジャンを迎えた。人も知るパールマンに師事した人だ。
東京カルテットの奏じるベートーヴェン後期の演奏は定評があり、どれも、力強くてしなやかな弦が
豊かな人間味と男の美を表現する。初めて聞いた時その素晴らしい音に驚いたことを覚えている。
「セリオーソ」とは、厳粛にの意味であり、ベートーヴェンの指示による。
力強い反面、幻想的な曲である。
「ラズモフスキー3番」は、一番華麗な曲だ。最終のフーガの奔流がいい。