オルフェウス室内管弦楽団演奏会1989.6.2 茅ヶ崎市民文化
館
演題
グリーク/組曲<ホルベアの時代から>作品40
モーツァルト/クラリネット協奏曲イ長調K.。622
ブラームス/セレナード第2番作品16
クラリネット奏者:チャ―ルス・ナイデッヒ
オルフェウス室内はCD録音で、グリーク、チャイコスキー、モーツアルトを聴いていた。指揮者を置かずすべて合議で演奏する楽団で2度目の来日である。
指揮者を置かない演奏の可否はともかくとして、見事なアンサンブルを聴かせる。期待は大きい。
多彩な音響を聴くことが出来るグリークから、私がだいすきなK622のクラリネット協奏曲がはじまる。
この曲を私は信州の美ケ原の峠で、カーオーディオで流して聴いた。同乗の知人は音楽に興味のない人であったが、{美しい曲ですね、でもすごくさみしい音楽ですね」と言ったことを思い出す。もうやめろとの意味でなくむしろ聴き惚れていた様子に私は安堵したものだ。ウラッハのクラリネットだった。
ブラームスのセレナードは、デルモントの自然を反映した喜びと優しさに満ちたいい曲だ。