演題:
ルプー |
ブラームス/ピアノ・ソナタ第2番作品2
シューマン/クライスレリアーナ作品16
主題と変奏は、ブラームス作品のなかでも最もロマンティクな音楽の一つ、若き日の傑作の一つである。その背景には恋人アガ―テとの恋愛の破局、クララ・シューマンとの恋があった。
ピアノ・ソナタ2番は、夢みるブラームスを、若々しく情緒的に表現した傑作である
。
シューマンのクライスレリアーナは、ホフマンの小説の主人公からとった。今では、ピアノ曲のポピュラーとなっている。
ルプーのピアノは、思索的で深みのある表現のピアニストとしての地位を確立している。決して華やかなピアニストではない。単なるピアニストではなく彼は音楽家なのだ。