2014年11月27日木曜日

メトロポリタンオペラ [ばらの騎士]を観る

   2001.5.27 
伯爵夫人:フレミング
神奈川県民ホール

作曲:リヒアルト・シュトラウス

指揮:アンドリュー・デーヴィス


主演:ルネ・フレミング

ばらの騎士の聴きどころは、なんといっても元元帥夫人のアリアである。フレミングは、高い技法で哀愁ある表現の声で会場を圧した。
他の配役者も、多彩でメトの層の厚い事に感嘆する。

配役:
伯爵夫人/ ルネ・フレミング

オクタビアン/スーザン・グラハム

モハメッド/ レミー・ロヴェッリ

オックス男爵/フランツ・ハヴァラ―タ

元帥夫人の執事/バーナード・フィッチ


オックス男爵:ハヴァラ―タ
若い二人を祝福して身をひく元帥夫人の運命を受け入れる平静さの心情を音量、表現,音質で唄って行くのはさすがにメトロの女王といわれるフレミングの力量であろう。
4年前パリでマノンを聴いたときその声量に驚いたが、今は貫録らしきものが見について大スターに見えた。
オクタビアンのスーザン・グラハムは当代一番のズボン役だ。見事の一言に尽きる。

私は、2006.6.17NHKホールで,指揮パトリック・サマーズによる
「ばらの騎士」を、ルネ・フレミングの主演で聴いた。最後の愁嘆と死の場面では、舞台劇とでも見られないようなフレミングの演技力に驚いた。パリ以来のファンとしての義理?を果たした。