べレゾフスキー |
演題:
シューマン/ソナタ第1番ヘ短調
シューマン/トッカータハ長調
ショパン/スケルツオ第1番ロ短調
ショパン/スケルツオ第2番変ロ短調
リスト/巡礼の年第2年(ヴェネツアとナポリ)
リスト/メフイスト・ワルツ第1番
1990年チャイコフスキーコンクールで優勝、CDも多く、諏訪内昌子との共演CDスラヴォニックがある。
ソナタ1番は、後に妻となるクララ・シューマンへの心の叫びといわれる。
トッカータは、ポエージに富んだいい曲で心地よい。
スケルツオとは、イタリア語で(冗談)の意味でベートーヴェンがメヌエットを転化して以来使われてきたが、ショパンはこれを独立させ、自分の絶望や憂鬱を告白した深刻な音楽へと更に転化させた。
1番は1831年に作曲されたがワルシャワ蜂起の暗い影がショパンの民族的感情を刺激したらしい。第2番はショパンの最も有名な曲の一つで曲の冒頭は聴く者に強いインパクトを与える。
リストは(ピアノは私自身、私の言葉、私の命)と断言し、「巡礼の年」はジュネーブに居を構えヨーロッパを演奏中の(旅のアルバム)で、第1年はスイス、第2年3年はイタリアであった。
メフイストは、ファーストの戯曲によるリストの名技法に酔う曲である。