2013年12月18日水曜日

ロンドン・フィルハーモニ―管弦楽団演奏会サントリーホール1988.10.18
テンシュテット

指揮:テンシュテット
演題
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より序曲とヴェヌスベルクの音楽
ワーグナー:歌劇「リエンッィ」序曲
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」より
ワーグナー:楽劇「ニェルンベルグのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲

覚書
指揮者テンシュテットは2年前癌と公表したが、鮮やかに蘇り、今回訪日となった。LPO.は英国の5大オーケストラの筆頭格であるから話題を呼んだ。
心なしかやつれが目立っていた様に思う。
ドイツ・レクイエム  サントリーホール  2003.10.28
ケント・ナガノ
ベルリン・ドイツ交響楽団
指揮 ケント・ナガノ
演題 ブラームス: ドイツ・レクイエムOP.45
      リーム:  記されたものの解説

出演:ソプラノ;ルート・ツィーザク
    バリトン;シュテファン・ゲンツ

ベルリン放送合唱団

50年の歴史をもつベルリン放送交響楽団から、1993年ベルリン・ドイツ交響楽団に改称した。
有名指揮者達の後を継いで、ケント・ナガノは2001年から主席指揮者に就任し、ベルリンの巨匠達と肩をならべ、今や世界に知られる存在となっている。

ナガノが初めて知られるようになったのは、「アッシジの聖フランシスコ」の世界初演の際、メシアンが小沢征爾の助手として彼を指名した時であった。レコーディングも数多い。


「記されたものの解説」の意味は、ブラームスのレクイエムの音楽的な解説をリームが試みたということにある。
ナガノは、この二ッの曲を、一楽章毎に交互に演奏した。

リームの作品は歌詞が無く、言葉のない詩作で、静かで瞑想的であり、聴き手はブラームスの音楽をもう一度かみしめることになる。ケント・ナガノの狙いは見事に的中していた。
声楽ソリスト
戦争レクイエムと俗称されるドイツ・レクイムに新境地を開いた試みであった。

愛聴盤:ワルター指揮NY・PO