2014年12月13日土曜日

ボリショイオペラ「ボリス・ゴドノフ」を観る

神奈川県民ホール       1989.7.2

作曲モデスト・ムソルグスキー

指揮:アレキサンドル・ラーザレフ

合唱:ボリショイ劇場合唱団

配役:
ボリス・ゴドノフ/ユフゲニ―・ネステレンコ

皇子フョードル/タチヤ―ナ・エラーストワ

皇女クセーニア/ニ―ナ・フォミーナ

乳母/ニ―ナ・ガボーノア

書記官長/ユーリ/マズローク

展覧会の絵」で知られるムソルグスキーは、独創的で革新的であった。従来の音楽の原則が彼の作曲を妨げていると嘆く。
「準備ばかりしていないで、何かを作り上げる時だ!」と手紙で絶叫している。

プーシキンの悲劇「ボリス・ゴドノフ」の題材は、民衆蜂起の場面を含め、時代の歴史的真実に近かくした。(民衆の悲劇)と(皇帝の良心の悲劇)がこのオペラの核心となって聴く我々を圧倒する。特に若者と民衆の合唱は圧巻で印象に残った。