2013年12月21日土曜日

アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団演奏会1991.10.15      サントリーホール

シャイー
指揮者:リッカルド・シャイー

演題
ムソルスキー:組曲「展覧會の絵」(ラヴェル編曲)
プロコフエフ:「古典交響曲」第1番ニ長調OP.25
ラヴェル:バレエ組曲「ダフニスとクロエ」


シャイーは1953年のミラノ生まれで現在活動は目覚ましい。88年、5代めの常任指揮者となり、メンゲルベルグによって磨かれたオケの技術を不動のものに仕上げた。

展覧会の絵は、若くして亡くなった友人ハルトマン(建築家)への挽歌として書かれ、遺作展に飾られた10点の絵を音にしたものである。全曲を通して「そぞろ歩き」と言われる間奏曲が絵に対する思いを表わし、10の絵の表題もつけられている。

古典交響曲はハイドン時代の古典音楽を理想として作曲された音楽のモダン化を試みた曲である。

ダフニスとクロエ」は、まだ幼くて濃いを知らない羊飼いの娘クロエと羊飼いの若者ダフニスがさまざまな障害にあいながらお互いの恋に目覚めて行く話で、フランス音楽の生んだもっとも美しい名品である。