2015年1月11日日曜日

「ケルン放送管弦樂団/ベルティーニ指揮」を回想する

サントリーホール1991.2.22


ベルチーニ
作曲家
グスタフ・マーラー

演題
交響曲第7番ホ短調「夜の歌」

この曲全体の調性が定めにくく、失敗作だという。初演はプラハで、2,3,4、楽章が夜ホルンではじまる夜の歌だといわれる。

ベルチーニにとってマーラーの作品はかってない人間的な音楽と認識され、それガ演奏に反映されて、耳を傾けるもののこころを動かすのである。
ベルティーニ演奏の根底にはユダヤ系である彼の血が、おなじユダヤ系のマーラーを理解し、知的理解を超えた生理的な広がりがあるようだ。