2015年1月12日月曜日

シュトゥット・ガルト・フィルハーモニー管弦樂団&合唱団演奏会

サントリーホール1988.12.6

ベートーヴェン
指揮:ウオルフ=ディータ―・ハウシルト

ソプラノ:ロジーナ・バッハー

アルト:カタリーナ・アッカーマン

テノール:フォルカー・ホルン

バス:ヴァルデマール・ヴィルト

演題:

ベートーヴェン:カンタータ「静かな海と楽しい航海」OP.112

          交響曲第9番OP.125「合唱付き」

第9交響曲を年末行事としているのは日本だけだ。第9の構想は55歳の最晩年であり、残された時間はあと8カ月たらずだった。彼のハイリゲンシュタットの遺言で解るように、痛ましく苦悩に満ちていたが、その生活の中に散りばめられた幸福な瞬間の美しく無垢なこと!
「苦悩をつきぬけた人間だけが真の喜びを得る」という交響樂は、音楽の領域を超えて私に迫ってくる。