2014年12月15日月曜日

ミラノ・スカラ座演奏会

   
ロストロヴォヴィチ
ミラノ・スカラ座            1997.6.14

指揮 リッカルド・ムーティ

演奏 ミラノスカラ座管弦楽団

ソリスト ロストロヴィチ
ムーティ
演目:
メンデルスゾーン: 静かな海と楽しい航海

 サン・サーンス: 作品33

 ヒンデミット: 弦楽と管樂の協奏的音楽

 ブリテン: ピーター・グライムス(四つの海の間奏曲)

ホテルの手配でチケットを得たが、席が最上階の舞台の上で、ロストロポーヴィチの禿げ頭のみが見えた。随分手数料を払ったが、席は悪い。
ロストポーヴィチのアンコールの「鳥の歌」が秀逸だったことを覚えている。ムーティは若々しいエネルギシュな演奏であった。
特にロストロボーヴィチの老大家ぶりが印象的であった。

愛聴盤:ロストロポーヴィチの名盤:
プロコフエフ チェロソナタOP.119(LP)
ショスターコヴィツ チェロソナタOP40(LP)

ベルリン国立歌劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」を観る

NHKホール1987.4.5

作曲リヒャルト・ワーグナー

指揮:オトマール・スイットナー

演出:ヴェルナ―・ケルヒ

演奏:ベルリン国立歌劇場管弦楽団
合唱:ベルリン国立歌劇場合唱団

配役:
ハンス・ザックス/テオ・アダム

ファイト・ポーグナー/ジークフリート・フォーゲル

クンツ/ヘンノ・ガルドーン

コンラート/エーリッヒ・ジーベンシュ

ジクストゥス/ジークフリード・ローレンツ

ダーヴィット/ぺ―タ・シュライァ―

エヴァ/マクダレ―ナ・ファレヴィッチ

このオペラは、ザックスがエヴァヘの愛を断念する諦観の上に成り立ち、断念することで精神的な優越を手にしたザックスが、ニュルンベルグ市民の指導者に祭り上げられ終わる。

作曲家ワーグナーの人妻マティルデへの恋が背景にあって、いはば哀しい喜劇と言える。
歌手は当代の名手が揃った。さすがベルリンオペラである。
テオ・アダムとジークフリート・フォゲルは、懐かし顔ぶれだ。フォゲルは後2009年に(モーゼとマロン)で来日したが、声量はこのオペラ時と変わらず堂々とした響きを保っていた。
指揮者スイットナーは、わたしが大好きな指揮者であるが、この日も洗練された正統派の軽快で
典雅な音楽を聴かせた