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ロストロヴォヴィチ |
ミラノ・スカラ座 1997.6.14
指揮 リッカルド・ムーティ
演奏 ミラノスカラ座管弦楽団
ソリスト ロストロヴィチ
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ムーティ |
演目:
メンデルスゾーン: 静かな海と楽しい航海
サン・サーンス: 作品33
ヒンデミット: 弦楽と管樂の協奏的音楽
ブリテン: ピーター・グライムス(四つの海の間奏曲)
ホテルの手配でチケットを得たが、席が最上階の舞台の上で、ロストロポーヴィチの禿げ頭のみが見えた。随分手数料を払ったが、席は悪い。
ロストポーヴィチのアンコールの「鳥の歌」が秀逸だったことを覚えている。ムーティは若々しいエネルギシュな演奏であった。
特にロストロボーヴィチの老大家ぶりが印象的であった。
愛聴盤:ロストロポーヴィチの名盤:
プロコフエフ チェロソナタOP.119(LP)
ショスターコヴィツ チェロソナタOP40(LP)
NHKホール1987.4.5
作曲:
リヒャルト・ワーグナー
指揮:オトマール・スイットナー
演出:ヴェルナ―・ケルヒ
演奏:ベルリン国立歌劇場管弦楽団
合唱:ベルリン国立歌劇場合唱団
配役:
ハンス・ザックス/テオ・アダム
ファイト・ポーグナー/ジークフリート・フォーゲル
クンツ/ヘンノ・ガルドーン
コンラート/エーリッヒ・ジーベンシュ
ジクストゥス/ジークフリード・ローレンツ
ダーヴィット/ぺ―タ・シュライァ―
エヴァ/マクダレ―ナ・ファレヴィッチ
このオペラは、ザックスがエヴァヘの愛を断念する諦観の上に成り立ち、断念することで精神的な優越を手にしたザックスが、ニュルンベルグ市民の指導者に祭り上げられ終わる。
作曲家ワーグナーの人妻マティルデへの恋が背景にあって、いはば哀しい喜劇と言える。
歌手は当代の名手が揃った。さすがベルリンオペラである。
テオ・アダムとジークフリート・フォゲルは、懐かし顔ぶれだ。フォゲルは後2009年に(モーゼとマロン)で来日したが、声量はこのオペラ時と変わらず堂々とした響きを保っていた。
指揮者スイットナーは、わたしが大好きな指揮者であるが、この日も洗練された正統派の軽快で
典雅な音楽を聴かせた。