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ポリーニ |
ベートーヴェン:
ソナタ第2番イ長調 OP.2-2
ソナタ第3番ハ長調 OP.2-3
ソナタ第24番嬰へ長調 OP.78
ソナタ3番ヘ短調 OP.57「情熱」
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEitlYas-jpCSTeUHTBtwrPIRKZtqHY-lbqwhUpb9gtXyvPErLqbO1AgQYnPwDm0omIQ0-LkCttJK-7lsBOyeRktKt5DFYpRI6WmTB7kHHWjbmY1pBIsBn2TF2I-4ze8Y-_QCgi1ybmPaLM/s200/image0-115.jpg)
私はかってショパンのエチュードのレコードを聴き、強い衝撃を受けた事を思い出す。精密機械の様な音の刻み、そして母国イタリアの大理石の彫刻像のような彫りの深さ、冷たさが手に伝わる様でもあった。まったく驚いた。こんな風にも弾くピアノもあるんだなぁと。その後リリースされたプレリュードや、ベートーヴェン、シューベルトを夢中できいたものだった。彼の音は独特で、聴いた一瞬にポリーニだとわかる。ブレンデル、アシュケナージとは、温度差の様なものがある。おそらく1世紀に一人という才能であろう。
ソナタ「情熱」は、運命の動機が聞こえる第1楽章や華麗で劇的な終楽章がいい。「月光」、「悲愴」とともにもっとも親しまれているベートーヴェンの代表作である。