2014年11月29日土曜日

マーラー交響曲第4番、第1番「巨人」

サントリーホール 1991.11.21

指揮:ガリー・ベルティニ

マーラー
出演:ソプラノ;白井光子

演奏:ケルン放送交響楽団

合唱:ケルン放送合唱団

演題

交響曲第4番

交響曲第1番「巨人」

第4番の初演はグロテスクだと非難された。第2楽章は悪魔のヴァイオリンといわれる。第3楽章は美しく平穏、第4楽章はソプラノ・ソロ「子供の不思議な角笛」でマーラーが愛した民謡から採り、白井光子が唄った。
 
「巨人」は、ジャン・パウルの小説「巨人」から採用した。カッコウの鳴き声が美しい第1楽章、「さすらう若人の歌」の入る第3楽章、そして大音響のフィナーレは、まことに気持ちがいい。
 
巨人の録音盤は誠に多い。指揮者別に、テンシュテット、バーンスタイン、ショルティ、クリュイタンス、小沢、ワルターが手元にあり聴く。

英国ナショナル・オペラ「ピーター・グライムス」

  英国国立オペラ劇場1993.7.27

作曲:ブリテン

配役
:ピーター/フイリップ・ラングリッジ
エレン/ジャニス・CAIRNS
バルストロード/アラン・オピー
スウォロウ/アンドリュ・グリーナン

ウエールズ大学で日本語を教えている知人を、家人が訪問し、ウエールズの自然を満喫したうえ、ロンドンこのオペラを見た。
1945年初演され、上演は大成功だったと言う。物語の筋は暗く救いもない。少年殺害の疑いで審理を受けているピーターが、孤児院の少年を世話することになるが、その少年も海に落ちて死ぬ。
ピーターは、自らも命を共にすべく船を沈め命を絶つ。だれもが平常で幕が下りる。

ブリテンは、「青少年の管楽器入門」で知られるが、このピーター・グライムスが代表作である。