2013年10月9日水曜日

アマデウス弦楽四重奏団  日生劇場  1966.9.17
ハイドン:OP76-2 五度
バルトーク:6番
ベートーヴェン:OP52-2;ラズモスキー
シェーン・ベルグ:ペレアスとメリザン
アマデゥスは私が最も愛する弦楽四重奏団だ。繊細な弦に加えハーモニーが見事だ。
私の時代には、アマデウスは弦楽四重奏の代名詞だった。名称は、アマデウス・モーツアルトから名ずけられた。39年間同じメンバーで演奏し1987年までつずいた。
モーツアルトの弦楽4・5重奏曲はこのメンバーのLPで楽しんできた。温かいハーモニーは
常に共感を生みだす。


愛聴盤:アマデウス弦楽四重奏団
1. モーツアルト 弦楽四重奏全集・ K.516弦楽五重奏曲
2.ハイドン OP.76 ヤナーチェク弦楽四重奏団、 ウィーン・コンチェルトハウス四重奏団
3.バルトーク 全曲タートライ四重奏団 アルバンベルグ四重奏団
4.ベートーヴェンブタベスト、アルバンベルグ、メロス、ブッシュ、バリリ―、各四重奏団




     



アマデゥス弦楽四重奏団       日生劇場       1966.09.17
アマデウス

出演
第1ヴィオリン:ノーバート・ブレイニン
第2ヴィオリン:ジークムンド・ニッセル
ビオラ:ピーター・シドロフ
チェロ:マーティン・ロヴェット

ハイドン 弦楽四重奏曲ニ短調            OP76-2(五度)


バルトーク  弦楽四重奏曲NO.6


ベートーベン 弦楽四重奏曲ホ短調            OP.59-2  ラズモフスキー


覚書
この弦楽四重奏団は1948年結成以来39年年間同じメンバーで活動し58年に初来日している。今回は2度目である。名称はアマデゥス・モーツァルトからとったが、今回の演奏にはモーツァルトがなく、先輩と後輩が並んだ。お互い影響された音楽上の1家系だ。


ハイドンは6曲の四重奏を作曲し、この曲は2番めにあたるが、3番目の皇帝とならんで良く知られ演奏される。


バルトークは、6曲の四重奏曲を残したが、最後のNO.6である。これはバルトークがアメリカに住まいを移すため、ヨーロッパに対する、いはば別れの曲なのである。深い心の歌が織り込まれている。


ラズモフスキーは、不朽の名作となったが、心の深さ、苦悩、憧れが表れた曲である。