シューベルト 冬の旅 1989.2.25
フォゲル |
フォーゲルは、ワグナー歌手として圧倒的な演技と、響きをもって国際的な名声を得ている。日本にも数度来ている。
1.遠く離れた人に
2.憩いなき恋
3.羊飼いの嘆きの旅
4.恋人の近くに
5.ひめごと
6.悲しみの喜び
7.最初の喪失
8.逢瀬と別れ
堂々とした体躯で唄う。冬の旅は歌手によって随分違いが出てくるように思う。ディスカウに、慣れた耳には夫々の違いが分るが、いずれも、情緒的で、繊細だ。
冬の旅は、何人にも知られ、菩提樹などは子供でも
知り、そして唄う。人生の哀楽、失恋をこれほど唄い上げたシューベルトは、晩年のピアノソナタと共に、すべての人の心の中で生きつずけている。
愛聴盤:冬の旅
ディスカウ、(ピアノ・ムアー)
ディスカウ、(ピアノ・ブレンデル)
ハンス・ホッタ―
ヒッシュ
オラフ・ベア―