指揮:ハインツ・レークナー
レークナー |
モーツァルト/フリーメーソンの葬送音楽K.477
モーツァルト/モテト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618
モーツァルト/レクエムニ短調K.626
覚書
指揮者のレークナーは、1984年から5年間読売日本交響楽団の常任指揮者だった。つねに説得力を持ち、作品の本質にせまる演奏をする。すでに18年にわたりベルリン放送交響楽団を務め、ドイツ的伝統を守りつずけている。
演題は、晩年のモーツァルトの作品を並べた。
フリーメーソンの葬送音楽は、(フリーメーソンとモーツァルトとの関わりは、かなりの憶測を後世に残しているが)、この曲は2人の有力なメンバーの告別式のためつくられた。彼のフリーメーソンへの信条をも示す作品である。
モテットは妻コンスタンツェの世話をしてくれた人のために書かれたものだが、モーツァルト晩年の円熟と明晰な美しさをもついい曲である。妻が大好きにしている。
レクイエムは最後の曲で、映画でも有名になった。未亡人コンスタンッエの依頼で弟子ジェスマイヤーが補完した。aityouki@blogspot.com