東京文化会館 1988.5.13
演題:
R.シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」
ハイドン 交響曲第99番
ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」OP.67
ドン・ファンの筋書きは、他稿で書いた。標題音楽を確立したのは、シュトラウスの功績のひとつだ。
ドン・ファンを表わす旋律は3ッある。1.情熱に駆られて走るドン・ファン 2.美しい女性に魅了され求愛するドン・ファン 3.そして自嘲するドン・ファンである。
ハイドンの99番は楽章構成で自由さが目立ち、ベートーヴェンの交響樂に大きな影響を与えた。
「運命」は、「運命の動機」のモチーフが全曲を貫く。運命はこの様に戸をたたくという4音の積み重ねが緊迫感を生み、最終の歓喜の歌に繋がってゆく。