2015年1月2日金曜日

ウィーン・フィルハーモニー管弦樂団演奏会 を回想する

  ザルツブルグモーツァルト音楽祭・東京)1991.3.12サントリーホール

指揮:ハ―ガ―
指揮:レオポルド・ハーガー

ピアノ:シュテファン・ヴラダ―

演題モーツァル

交響曲25番ト短調K.183

ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503

交響曲第41番「ジュピター」ハ長調

25番は、内面的な深みと切迫した表現が見事な作品で、あの名曲40番と共通する要素が潜んでいる。すなわちモーツァルトの中で何回も燃え上がった情熱的で鬱蒼とした気分が、最も激しく表現されている。モーツァルトの世界が展開されている。

「ジュピター」交響曲は、悲愴美で知られる40番から、わずか半月後につくられた、まったく対照的な曲で、輝かしい生命力の高揚と力強いエネルギーの燃焼は、生きる勇気と希望を与えてくれる。音楽が生み出した形而上の最高作品であろう。