2015年1月2日金曜日

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会

神奈川県民ホール  1994.10.4

ショルティ
指揮者:ショルティ

ピアノ:ライーナー・ロイシュニッヒ

演題

ストラヴィンスキー バレエ「ぺトルーシュカ」

チャイコフスキー  交響曲第6番ロ短調「悲愴」OP。74


ショルティは7回目の、ウィーン・フィルは12回目の来日という。ウィーン・フィルは1956年ヒンデミット指揮での初来日以来、カラヤン、ベーム、マゼール、ムーティ、ドホナニ―、アバト指揮でその艶やかな弦の響きを聴かせた。


私は、1956年の初来日を聴いている。まだ学生であったが、たしか有楽町の東京宝塚劇場?あたりで聴いたと覚えている。最後に(アンコール?)アイネクライネを聴いたが、弦の美しかったことを覚えている。

ストラヴィンスキーの「ぺトルーシュカ」は、「火の鳥」「春の祭典」とともに彼の三大バレエ音楽の代表作である。3体の人形の一つが踊り子に恋する話。最後は亡霊となる。

チャイコフスキーの「悲愴」は死の年に作曲した。彼は「筆を進めながら幾度ともなく泣いた」と述べているが、絶望的な悲愴感を曲全部に漂わせている。学生時代には特によく聴いたものだ。