ショルティ |
ピアノ:ライーナー・ロイシュニッヒ
演題:
ストラヴィンスキー バレエ「ぺトルーシュカ」
チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調「悲愴」OP。74
ショルティは7回目の、ウィーン・フィルは12回目の来日という。ウィーン・フィルは1956年ヒンデミット指揮での初来日以来、カラヤン、ベーム、マゼール、ムーティ、ドホナニ―、アバト指揮でその艶やかな弦の響きを聴かせた。
私は、1956年の初来日を聴いている。まだ学生であったが、たしか有楽町の東京宝塚劇場?あたりで聴いたと覚えている。最後に(アンコール?)アイネクライネを聴いたが、弦の美しかったことを覚えている。
ストラヴィンスキーの「ぺトルーシュカ」は、「火の鳥」「春の祭典」とともに彼の三大バレエ音楽の代表作である。3体の人形の一つが踊り子に恋する話。最後は亡霊となる。
チャイコフスキーの「悲愴」は死の年に作曲した。彼は「筆を進めながら幾度ともなく泣いた」と述べているが、絶望的な悲愴感を曲全部に漂わせている。学生時代には特によく聴いたものだ。