2014年12月31日水曜日

フランス国立放送管弦楽団

 東京文化会館 1966.10.20

指揮者:シャルル・ミンシュ


演題:

 
フォーレ ペレアスとメリザンド

ルーセル 交響曲第3番ト短調OP42

ブラームス 交響曲第1番ハ短調OP68

ミンシュは2年後に旅行中に死去した。フルトヴェングラーゆずりの大胆な明確な演奏には名演が多いが、彼が得意にしたのは初期の頃はルーセスの3番であり、後世に残る名盤はブラームスの3番、ベルリオーズの「幻想」である。
この日のプログラムはそのうちの曲が選ばれたのである。

ボストンとの「幻想」を加えながら、ミンシュを讃えたい。ミンシュはLPのリスナーにとっては、ボストン交響樂団時代の熱い演奏の虜になった人が多いと思う。ラヴェル、ドヴィッシ―、ベルリオーズは、彼なしでは語れない。特に管の響きの艶はフランス的で見事だ。
最高の演奏会が日本できけるようになったナ・・・と感慨深い。


愛聴盤:ペアリスとメリサンド
     1.カラヤン指揮 ベルリン交響楽団

     ブラームス第1番
     1.メンゲルベルグ指揮 アムステルダム・コンチェルトへボー(LP)
     2.フェルトヴェングラ―指揮 ベルリンSO.(LP)
     3.カール・ベイム指揮 ウィーンSO.ベルリンSO.
     4.バーンスタイン指揮 ウィーンSO.