東京文化会館 1966.10.20
指揮者:シャルル・ミンシュ
演題:
フォーレ ペレアスとメリザンド
ルーセル 交響曲第3番ト短調OP42
ブラームス 交響曲第1番ハ短調OP68
ミンシュは2年後に旅行中に死去した。フルトヴェングラーゆずりの大胆な明確な演奏には名演が多いが、彼が得意にしたのは初期の頃はルーセスの3番であり、後世に残る名盤はブラームスの3番、ベルリオーズの「幻想」である。
この日のプログラムはそのうちの曲が選ばれたのである。
ボストンとの「幻想」を加えながら、ミンシュを讃えたい。ミンシュはLPのリスナーにとっては、ボストン交響樂団時代の熱い演奏の虜になった人が多いと思う。ラヴェル、ドヴィッシ―、ベルリオーズは、彼なしでは語れない。特に管の響きの艶はフランス的で見事だ。
最高の演奏会が日本できけるようになったナ・・・と感慨深い。
愛聴盤:ペアリスとメリサンド
1.カラヤン指揮 ベルリン交響楽団
ブラームス第1番
1.メンゲルベルグ指揮 アムステルダム・コンチェルトへボー(LP)
2.フェルトヴェングラ―指揮 ベルリンSO.(LP)
3.カール・ベイム指揮 ウィーンSO.ベルリンSO.
4.バーンスタイン指揮 ウィーンSO.