2013年10月30日水曜日

ベルリン・フィルハーモニー管樂団/アバト指揮公演 ソニー創立50周年
サントリーホール10周年記念1996.10.20

指揮:クラウディオ・アバト

演題
マーラー
交響曲第2番ハ短調「復活」

出演
ソプラノ/シルヴィア・マクネアー
メゾ・ソプラノ/マリアンナ―・タラ―ソワ
テノール/ゥ―ヴェ・ハイルマン
バス/アイケ・ヴィル・シュルテ
アルト/マリアンナ・タラ―ソワ
スエ―デン放送合唱団
エリック・エリクソン合唱団




2013年10月28日月曜日

小沢征爾/新日本フィル演奏会海老名市文化会館1986.5.9

指揮:小沢征爾
小沢征爾
演目
尾高惇忠:イマージュ
モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調
プロコフエフ:カンタータ「アレキサンダー・ネフスキー」

玉川学園の記念行事として行われた。
小沢は、新日本フィルの育成をしており、この当時は首席指揮者であったと思う。新日本フィルは、高い技術の弦奏者が多く,精密な演奏と豊かな表現力は高く評価されている。
フルートは白尾彰(新日本フィル首席奏者)で、プロコフエフは井原直子と晋友会合唱団が唄った。

2013年10月27日日曜日

国立パリ管弦楽団/バレンボイム指揮公演会
    人見記念講堂     1989.3.8
チャイコフスキー
指揮:バレンボイム
演奏:国立パリ管弦樂団

演題

モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番k595

チャイコフスキー:交響曲第5番作品64

ピアノ協奏曲第27番は、死の11か月前に完成したモーツァルト最後のピアノ協奏曲だ。初演はモーツァルト自身が弾いた。管弦を従来より有効的に多用し、オーケストラとピアノの独奏部を融合させ、この作品を更に深いものにしている。

チャイコフスキーの5番は、民族主義的ロマン主義が強く表れている曲である。第一主題運命の動機が全体を通して変容しあらわれる。私はユージン・オーマンディ指揮のフィアデルフィ.(LP)盤が好きだ。


2013年10月16日水曜日

アルベントリー・トリオ演奏会
カーネギーホール      1961.10.10

演題:ハイドン  3重奏3番ハ長調
ベートーヴェン  変奏曲ト長調
マチェ―ニ  3重奏2番ニ短調
ブラームス  3重奏ハ長調OP.87
ブタペスト弦楽のハイフェッや、シュナイダ―、エーリッヒカーンで結成された世界一流のトリオである。
厳格に、緻密に演奏する。ハイドンが得意のようだ。現在も活躍している。恐らくメンバーは交替しているだろう。
愛聴盤:ハイドン 弦楽3重奏曲全集 グル―ミヨ3重奏団
カルメリング3重奏


2013年10月15日火曜日

私のクラシック音楽の旅:

アルバン・べルグ弦楽四重奏団                     サントリーホール  1996.6.2
アルバン・ベルグ弦楽四重奏団
モーツアルト:弦楽四重奏曲15番K.421
弦楽四重奏曲14番K387
リーム:弦楽四重奏曲第4番
激しい集中力と優れた平衡感覚、1970年結成以来のウィーンの響き。これ以上の音楽は存在しない。特に15番は決定版だ。結成25年記念として催された。
メンバー全員がウィーン大学の若い教授で構成されていて、ウィーンの伝統たるカンタービレの喜び、甘美で多彩な音色、そして洗練されたスタイルの美しさは、ウィーンの香りと伝統を聴く者に与えずにおかない。しかし、2008年、メンバーの都合で解散し、もう録音のみを聴くのみとなった。
愛聴盤:アルバンベルグQ.四重奏曲 14,15番 1990年盤

2013年10月14日月曜日

ウィーン室内合奏団  茅ヶ崎市民文化会館  1986.10.29
出演
合奏団
クラリネット:ぺ―タ・シュミ―ドル
演目:
ハイドン   :デヴェルチメントニ長調
モーツアルト   :クラリネット五重奏曲イ長調OP.581
ベートーヴェン  七重奏曲変ホ長調OP.20

覚書
合奏団は7回目の来日である。ウィーンの室内楽の歴史と伝統を継承し、室内楽の醍醐味の極致をしめしてきた。ヴィオリン2名、ヴィオラ、チェロ、クラリネット、フルート各1名を基軸にして構成され、曲に応じてコントラバス、ホルン、ピアノを加えて演奏する。
デヴェルチメントは喜遊曲と言われ、王侯貴族の食事などで演奏する娯楽音楽だ。
モーツァルトは、クラリネットには早くから関心があった。この曲の持つ甘美な旋律は、当時多くの人を魅了していた歌手アルス・バルビとの関連があるということだ。
7重奏曲は、ベートーヴェンがウィーンで生活するための幕開けになり、代表作となった曲である。

2013年10月13日日曜日

ウィーン弦楽四重奏団  藤沢市民会館  1974.10.24
演奏者

第1ヴィオリン:ウェルナー・ヒンク
第2ヴォオリン:ヘルムート・ブッフラ―
ヴィオラ:クラウス・バイシュタイナー
チェロ:ラインハルト・レップ
演題
モーツアルト 弦楽四重奏曲第17番{狩り} K.458
ハイドン    弦楽四重奏曲第77番OP76-3{皇帝}
ベトーヴェン 弦楽四重奏曲第7番OP59-1{ラズモスキ-1番}

素晴らしい演題。藤沢市には福永陽一郎・畑中良輔をはじめ有力音楽関係者が多く、かなりの演奏会が多く催されている。ウィーンの香りを伝えるこのカルテットが、ウィーン古典派の3作曲家をとりあげた。
ハイドンは、モーツアルトが最も影響を受けた師で、「ハイドンに捧げし弦楽四重奏」はモーツアルトの弦楽曲の中核をなしている。ベートーヴェンは、プライドの高い作曲家であったが、初期の作品はモーツアルトの影響を強くうけている。ベートーヴェンは、モーツアルトの天分を認めていて、彼の居間にはモーツアルトの肖像画が飾られていた。


ウィーン弦楽四重奏団 茅ヶ崎市民文化会館 1989。5.13
演奏者
第1ヴィオリン:ウェルナー・ヒンク
第2ヴィオリン:フーベルト・クロイザマ―
ヴィオラ:クラウス・バイシュタイナー
チェロ:フリッツ・ドレシャル
演題
ハイドン 弦楽四重奏曲第77番ハ長調OP.76-3「皇帝」
ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第12番ヘ長調OP.96「アメリカ」
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第9番ハ長調OP.59-3{ラズモフスキー第3番」

ハイドンの「皇帝」の第2楽章はオーストリアの国歌となった。
ドヴォルザークの『アメリカ』は、故郷チェコに対する郷愁を漂わせ、親しみやすい曲だ。チェコからの移民村で、新世界交響曲とともに作られた。
ベートーヴェンの{ラズモフスキー3番}は、壮大な曲で3曲中最も壮大な作である。
ウィーン弦楽四重奏団     藤沢市民会館   1974.10.20

モーツアルト  弦楽四重奏曲第17番 狩
ハイドン     皇帝OP76-3
ベートーベン  弦楽四重奏曲第7番 ラズモスキーOP59-1


ウィーン・コンチェルトハウスQ.を改名し後継している。伝統を受け継ぎ現在ふくよかな音色で聴衆を魅了する。


愛聴盤: 狩  ジュリアードQ.
          スメタナQ.LP
          アマデウスQ.LP
          アルバンベルグQ.
      皇帝 ウィーンコンチェルトハウスQ.LP
      ラズモスキー ブタペストQ.LP
               メロスQ.LP
               バリリ―Q.LP

2013年10月11日金曜日

ウィーンオペラの夕べ    1988.6.24       茅ヶ崎市民文化会館
演奏:ウィーン・アマデゥス管弦楽団
ヌクイの指揮
演題:モーツァルト・「フィガロの結婚」ハイライト
Y.シュトラウス・「ヴェニスの一夜」より
カールマン・「チャルダッシュの女王」より
レハール・「メリー・ウィドウ」より
シュトラウス・「ジプシー男爵」より
シュトラウス・「ウィーン気質」より
シュトラウス・「こうもり」より

ウィーン・アマデゥス管弦楽団は、1986年ウィーン・モーツァルト室内管弦楽団を改名した。ウィーンの誇りであるモーツァルトを室内楽から、交響曲、オペラに至るまで演奏している。主席指揮者は、なんと日本生まれのアツシ・ヌクイである。
モーツァルトを原産地でのむワインの味わいで、聴かせ楽しませる夕べであった。

2013年10月9日水曜日

アマデウス弦楽四重奏団  日生劇場  1966.9.17
ハイドン:OP76-2 五度
バルトーク:6番
ベートーヴェン:OP52-2;ラズモスキー
シェーン・ベルグ:ペレアスとメリザン
アマデゥスは私が最も愛する弦楽四重奏団だ。繊細な弦に加えハーモニーが見事だ。
私の時代には、アマデウスは弦楽四重奏の代名詞だった。名称は、アマデウス・モーツアルトから名ずけられた。39年間同じメンバーで演奏し1987年までつずいた。
モーツアルトの弦楽4・5重奏曲はこのメンバーのLPで楽しんできた。温かいハーモニーは
常に共感を生みだす。


愛聴盤:アマデウス弦楽四重奏団
1. モーツアルト 弦楽四重奏全集・ K.516弦楽五重奏曲
2.ハイドン OP.76 ヤナーチェク弦楽四重奏団、 ウィーン・コンチェルトハウス四重奏団
3.バルトーク 全曲タートライ四重奏団 アルバンベルグ四重奏団
4.ベートーヴェンブタベスト、アルバンベルグ、メロス、ブッシュ、バリリ―、各四重奏団




     



アマデゥス弦楽四重奏団       日生劇場       1966.09.17
アマデウス

出演
第1ヴィオリン:ノーバート・ブレイニン
第2ヴィオリン:ジークムンド・ニッセル
ビオラ:ピーター・シドロフ
チェロ:マーティン・ロヴェット

ハイドン 弦楽四重奏曲ニ短調            OP76-2(五度)


バルトーク  弦楽四重奏曲NO.6


ベートーベン 弦楽四重奏曲ホ短調            OP.59-2  ラズモフスキー


覚書
この弦楽四重奏団は1948年結成以来39年年間同じメンバーで活動し58年に初来日している。今回は2度目である。名称はアマデゥス・モーツァルトからとったが、今回の演奏にはモーツァルトがなく、先輩と後輩が並んだ。お互い影響された音楽上の1家系だ。


ハイドンは6曲の四重奏を作曲し、この曲は2番めにあたるが、3番目の皇帝とならんで良く知られ演奏される。


バルトークは、6曲の四重奏曲を残したが、最後のNO.6である。これはバルトークがアメリカに住まいを移すため、ヨーロッパに対する、いはば別れの曲なのである。深い心の歌が織り込まれている。


ラズモフスキーは、不朽の名作となったが、心の深さ、苦悩、憧れが表れた曲である。

2013年10月8日火曜日

指揮:ヨハネス・ヴィルトナー
ヨハン・シュトラウス・アンサンブル1989.1.7茅ヶ崎市民文化会
題目:ジプシー男爵序曲
カチュプーシャ・ギャロッ
ワルツ(春の声)
ポルカ
(こうもり)からアデレ―タのアリア
ワルツ(ウィーンの森の物語)
指揮:ヨハネス・ヴィルトナー
ソプラノ/エリザベス・カーレス 



ソプラノ
1852年以来、ウィーン交響楽団の有志により受け継がれた伝統を持つ。今回は12名の編成でウィーンワルツ王ヨハン・シュトラウスを楽しんだ。

2013年10月4日金曜日

ハーゲン弦楽四重奏団演奏会 サントリーホール 1991.3.19
演奏者
クラリネット;ザビネ・マイヤー
第一バイオリン:ルーカス・ハーゲン
第二バイオリン:ライナー・シュミット
ヴィオラ:ヴェロニカ・ハーゲン
チェロ:クレメンス・ハーゲン
演題
弦楽四重奏曲第15番(ハイドン第2番)
クラリネット五重奏曲
弦楽四重奏曲第19番「不協和音」
覚書



ハーゲン弦楽四重奏団  サントリー小ホール     1991.3.19
演奏
ザビネ・マイヤー
第1ヴィオリン/ルーカス・ハーゲン
第2ヴィオリン/ライナー・シュミット
ヴィオラ/ヴェロニカ・ハーゲン
チェロ/クレメンス・ハーゲン
クラリネット/ザビネ・マイヤー

演題
モーツァルト
弦楽四重奏第15番「ハイドンセット第2番」
クラリネット五重奏曲K.581
弦楽四重奏曲第19番「不協和音」K.465


ハイドンの技法に感激したモーツァルトは、6曲の弦楽四重奏曲をハイドンに捧げた。いわゆる「ハイドンに捧げし弦楽四重奏曲」である。この第2番は唯一の短調作品で主題が悲劇的ある。ハイドンセットは、モーツァルトの室内楽の根幹であり、ききがいのある四重奏だ。
クラリネット五重奏は、第二楽章の歌が美しい。話題の美人ザビ・マイヤーhは、ベルリン・フィル入団でカラヤンと楽団員の喧嘩をさせた人だ。結局女性禁断のベルフィルの掟に敗れたが、こうやって活躍している。1983年の初来日の時、この場所で演奏したのを聴いたが、容貌が少女から大人になり貫録さえ感じさせた。





2013年10月2日水曜日

ウィーン・フイルハーモニア・シュランメルン公演
1992.4.10 茅ヶ崎市民文化会館
演奏:ウィーン・フィルハーモニア・シュランメルン
ウィーン・シュランメル
演題
カール・ミヒャエル・ツィラ―  まさにウィーン風
ヨハン・シュランメル 目くばせ
ヨーゼフ・シュランメル シュムッツァー・タンツ
ヨーゼフ・シュランメル  ヌヌドルフの人々
ルドリッヒ・グル―バ  おっ母さんはウィーン娘だった
フイリップ・ファールバッハ フィガロ・ポルカ
其の他14曲(省略)

覚書
シュランメルは、ホイリゲで新し今年のワインでほろ酔い機嫌の市民が唄う。日本の歌謡曲に似ている。今回のウィーン・フィル・シュランメルは技術的に高度な音楽を奏でる。ウィーンの粋を味わえる一夜である。私は、ハイリゲンシュタットのホイリゲに行った事があるが、楽しむことを演出できるのが、ウィーン人なのだと思った。ただ楽しみの裏にはシュランメルの本質が、自然、別れ、死、が中心となっている事に留意しなければならない。


2013年10月1日火曜日

ウィーン・フィルハーモニア・シュランメルン公演会
サントリーホール  1987.2.9
ホイリゲ風景
演題
私達の流儀で  J.F.ワーグナー 
「ポルカ」人生の流れ  ファールバッハ
麗しの大地  作者不詳
これぞウィーン風  カール・ミハイル
「ポルカ」いい気分で  ヨーゼフ・シュランメル
私は生粋のウィーン子  ヨハン・シオリー
ワインのジョッキを飲み干して  民謡
その他6曲

覚書
日本なら、小粋な一杯飲み屋を、ウィーンでは、ホイリゲと呼ぶ。焼酎がワインに変わるが、歌を歌い酔い潰れ、千鳥足で帰宅することはおなじだ。ただし千鳥足のリズムは3拍子、ワルツだが・・シュランメルンは作曲者兄弟シュランメルからきている。5年後再来日するがこの時は茅ヶ崎で聴いた。