アマデウス |
出演
第1ヴィオリン:ノーバート・ブレイニン
第2ヴィオリン:ジークムンド・ニッセル
ビオラ:ピーター・シドロフ
チェロ:マーティン・ロヴェット
ハイドン 弦楽四重奏曲ニ短調 OP76-2(五度)
バルトーク 弦楽四重奏曲NO.6
ベートーベン 弦楽四重奏曲ホ短調 OP.59-2 ラズモフスキー
覚書
この弦楽四重奏団は1948年結成以来39年年間同じメンバーで活動し58年に初来日している。今回は2度目である。名称はアマデゥス・モーツァルトからとったが、今回の演奏にはモーツァルトがなく、先輩と後輩が並んだ。お互い影響された音楽上の1家系だ。
ハイドンは6曲の四重奏を作曲し、この曲は2番めにあたるが、3番目の皇帝とならんで良く知られ演奏される。
バルトークは、6曲の四重奏曲を残したが、最後のNO.6である。これはバルトークがアメリカに住まいを移すため、ヨーロッパに対する、いはば別れの曲なのである。深い心の歌が織り込まれている。
ラズモフスキーは、不朽の名作となったが、心の深さ、苦悩、憧れが表れた曲である。