2013年11月30日土曜日

ベルリン・バッハ管弦楽団公演藤沢市民会館1995.3.11
指揮ハルムート・ヘンヒェン

バッハ
演目:バッハ/シンフォニア変ホ長調

ハイドン/歌劇「無人島」序曲

モーツァルト/レチタティーヴォk.255

 J.C.バッハ/「6ッのシンフォニア」より

J.Sバッハ/教会カンタータ我は満ちたれリBWV.82

J.S.バッハ/ブランデンブルグ協奏曲第3番BWV1048
          よッヘン・コヴァルスキー付き

BWV1048はブランデンブルグ辺境伯に曲を献呈したことから「ブランデンブルグ」となずけ、6曲の傑作集であリ、バッハの代表作となった。
私は、レオンハルトの「ブランデンブルグ協奏曲全集」およびカラヤン・ベルリン・フィルの「ブランデンブルグ全集」を聴くが、レオンハルトの古楽器の味がいい。

2013年11月27日水曜日

ボストン交響楽団・小沢征爾・公演会サントリーホール
1994.12.8
ベルリオーズ
ベルリオーズ・プログラム
指揮小沢征爾
演奏:ボストン交響楽団
演題:


歌劇「トロイ人」より


夢とカプリチオ/マルコム・ロウ(ヴィオリン)


荘厳ミサ曲(アジア初演)
出演:メゾ・ソプラノ/スーザン・グラハム
テノール/ヴィンソン
バス/ポール・プリシュカ
タングルウッド・コーラス


ボストン交響楽団は1881年創設、小沢は1973年より音楽監督を務めている。1900年シンホニ―ホールがオープンした。このホールは世界有数という。ボストンと小沢とベルリオーズといえば1975年録音された「幻想」交響樂を思い出す。当時話題を呼んだ名演奏だった。
歌劇トロイ人は、同名のオペラが大作すぎて上演されず、その一部を独立させたうちの序曲である。
夢とカプリチオは、オーケストラ作品しか書かなかったベルリオーズが残した唯一のヴァイオリン曲で、ロマンチックな魅力を備えたポプラ―な曲だ。
荘厳ミサは、のちの「レクイエム」の基礎となった曲である。彼の初期の作品で、演奏公演は少ない。

2013年11月26日火曜日

フィルハーモニア管弦楽団演奏会藤沢市民会館1998.9.17
指揮ジョセッぺ・シノポリー
シノポリー
演題
シューマン ;交響曲第2番ハ長調 作品61
ブラームス 交響曲第1番ハ短調 作品68


シューマンの第2番は、彼が精神病の兆候が表れた小康の間の作品である。独自の深い感情表現が、緊張感をもって迫ってくる。


ブラームスの1番は、4曲の交響曲のなかで、べートーヴェンの影響をもっとも強く受けている。さすがにブラームスとなると、有名な指揮者の録音に事欠かず、メンゲルベルグ、カラヤン、バーンスタイン、ワルター、フルトヴェングラー、ベーム等を所有している。

2013年11月24日日曜日

ヨーロッパ室内管弦楽団/クラウディオ・アバト公演会

サントリーホール        1991.3.26

指揮クラウディオ・アバト

アバト

独奏:マリー・ぺライァ―(ピアノ)
演題:

シューベルト/交響曲第2番D。125

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番OP.58

シューベルト/交響曲第5番D.485



ぺライァ―

2013年11月17日日曜日

ケルン放送管弦楽団/ベルチーニ指揮サントリーホール1990.11.21
演題
交響曲4番ト長調
交響曲第1番ニ長調「巨人」

覚書
交響曲4番は、終楽章にソプラノ・ソロがはいる。マーラーが愛した民衆詩集「子供達の不思議な角笛」で、天国の喜びを唄っている。

2013年11月15日金曜日

ロンドン交響楽団

   サントリーホール開場2周年記念  1988.10.18

指揮:テンシュテット
テンシュテッド
ワグナー特集
演題: 
タイホンザー序曲

ジークフリートのラインへの旅

葬送行進曲

マイスタージンガ―

ワグナーの響きが広がり、残響音が体に残る。

ロンドン5大交響楽団のうち、最も古いロンドン交響楽団だ。1903年の結成でモント―やケルテス、アバト、など有名な指揮者が育てあげた。
テンシュテットはバイオリン奏者から転向し、成功した。

愛聴盤:テンシュテット指揮 ロンドン交響楽団 
マーラ― 6番・8番(千人の交響樂)

ケルン放送交響楽団を回想する

ガリー・ベルチーニ指揮サントリーホール1991.2.13

アルマ・マーラー
演題

交響曲第6番「悲劇的」


タイトルに反し、マーラーの生涯で最も幸福な時期に作曲された。当時ウィーンで最も美人と言われた
アルマ・マーラーとの新婚時代で、ヴェルた―湖畔の別荘でこの曲は書かれた。19歳年下のアルマとの生活の予感から悲劇的との題が付けられたのかも知れない。

この曲には、打楽器が多く出て繰る。家畜用の鈴,鞭、そして最終章には木製のハンマーがしようされる。

マーラー音楽の聴きどころは終楽章のアダ―ジオだが、強烈なフィナーレで終わる。

2013年11月12日火曜日

シュトゥットガルト室内楽団   日比谷公会堂  1972.5.24

指揮者:カール・ミンシュン
演題:
バッハ音楽の捧げ物
ブランデンブルグ協奏曲
モーツアルト喜遊曲17番K.334


愛聴盤:バッハ
音楽の捧げ物 バウムガルトナ―指揮 ルッエルン音楽祭弦楽合奏団
ブランデルブルグ協奏曲 カラヤン指揮 ベルリンOP. 1965クレンぺラ―指揮 フィルハー                モニーOP.1961
喜遊曲17番 ネビルマイヤー指揮 アカデミー室内。    

2013年11月11日月曜日

シュッツガルト室内管弦楽団演奏会  神奈川県民ホール  1976.6.18

指揮:カール・ミュンシュンガー

バッハ     カノン、四季、パリスとヘレネ・カプリチオ
バッハ     ブランデンブルグ協奏曲


ミュンシンガーは4度来日したが、3度目の公演にあたる。ジャンコクトーは「あたかも天国のモーツアルトのところに我々をみちびいてくれる神の使徒のようだ」と評したごとく、丁寧な音と美しさに酔うのである。

2013年11月10日日曜日

ザルツブルク・モーツアルテゥム管弦楽団茅ヶ崎文化会館  1988.11.25
指揮:ハンス・グラ―フ

作曲モーツァルト

演題:モーツァルト

交響曲第40番ト短調K.550
フルート協奏曲第2番K.314/フルート;ジャン・ピエール・ランパル
交響曲第41番「ジュピター」K.555

小林秀雄の名著「モーツァルト」の有名な冒頭の一節は、「もう20年も昔の事を、どういう風に思いだしたらいいいかわからないのであるが、僕の乱脈な放浪時代のある冬の夜、大阪の道頓堀をうろついていた時、突然、このト短調シンフォニィの有名なテーマが頭の中で鳴ったのである。・・中略・・、脳味噌に手術を受けた様に驚き、感動で震えた。百貨店にかけこみ、レコードを聴いたがもはや感動は還って来なかった。」・・第40番のアレグロ部分についての記述である。

第41番の「ジュピター」、そして39番とモーツァルトは3大交響曲をわずか6カ月で書きあげたが、まんなかに位置する40番は、悲しみに彩られた多様の響きのなかにもロマン的な美しい情緒の起伏が聴く人の心を捉える。
第41番の「ジュピター」は、輝かしく壮麗で力強く、情緒的な40番と対照的である。

ランパルの奏でるフルート協奏曲は、名手のフルートの高雅な歌が、空に舞い上がり舞い下がる。




2013年11月7日木曜日

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団演奏会
サントリーホール 1988.11.03
指揮:ノイマン;
ソリスト:堀正文
演題:
R.シュトラウス  交響詩ドン・ファン
モーツアルト K.216 ヴァイオリン協奏曲3番
ドヴォルザーク 交響曲8番
アンコール:スラブ舞曲


愛聴盤:ドヴォルザーク 8番 ワルター指揮 コロンビアSO.(LP)
モーツアルト ヴァイオリン協奏曲3番:デーヴィス指揮・ロンドンPO.グル―ミョ
:カラヤン指揮・ベルリンPO.アンネ・ムータ

2013年11月4日月曜日

オルフェウス室内管弦樂団演奏藤沢市民会館 1993.1.22
演題:ヘンデル/合奏協奏曲へ長調OP-6-9
モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番イ長調K。488
ピアノ演奏者アリシア・ラローチャ

オルフェウスは3度目の来日である。1度目、2度目と聞いてきたので今回も期待を持って聴きに行った。しかもモーツァルトは、最愛の23番だ。日頃録音でポリーニ、ルビンスタイン、ホロヴィツ、アシュケナージ、ハスキル、内田光子、ブレンデルの各演奏を愛聴しているが、私は内田、ハスキルが好きだ。
ラローチャ
わたしにはラローチャは暫く音信不通であったので、健在ぶりに驚いた。彼女は1923年生れである、当年70歳だ。調べてみると一昨年91い年にも、モーツァルト23番をリリースしている.優美な品位と表情が隅々まで行き渡っているとの好評である。

2013年11月3日日曜日

オルフェウス室内管弦楽団演奏会1989.6.2 茅ヶ崎市民文化

演題
グリーク/組曲<ホルベアの時代から>作品40
モーツァルト/クラリネット協奏曲イ長調K.。622
ブラームス/セレナード第2番作品16
クラリネット奏者:チャ―ルス・ナイデッヒ

オルフェウス室内はCD録音で、グリーク、チャイコスキー、モーツアルトを聴いていた。指揮者を置かずすべて合議で演奏する楽団で2度目の来日である。
指揮者を置かない演奏の可否はともかくとして、見事なアンサンブルを聴かせる。期待は大きい。
多彩な音響を聴くことが出来るグリークから、私がだいすきなK622のクラリネット協奏曲がはじまる。

この曲を私は信州の美ケ原の峠で、カーオーディオで流して聴いた。同乗の知人は音楽に興味のない人であったが、{美しい曲ですね、でもすごくさみしい音楽ですね」と言ったことを思い出す。もうやめろとの意味でなくむしろ聴き惚れていた様子に私は安堵したものだ。ウラッハのクラリネットだった。
ブラームスのセレナードは、デルモントの自然を反映した喜びと優しさに満ちたいい曲だ。

2013年11月1日金曜日

プログラム表紙
日本モーツァルト協会12月例会(レクイエム)東京カテドラル聖マリア大聖堂    1991.12.5

作曲:W.A.モーツァルト
指揮:鈴木雅明
管弦樂:東京コレギウム・オリジナーレ
独唱:富本憲子・雁部伸枝・石井健三・水野賢二
合唱:日本オラトリオ連盟・グレゴリオの家
全員合唱/アヴェ・ヴェルム・コルプス

大聖堂の天井が低く、音響がこだましてこもった。ミサには適するかもしれないが、音楽に不向きであった。
私はかってパリの聖堂でレクイエムを聴いた事を思い出した。そこは天井があくまで高く、音は正常に響き尊厳に満ちたレクイムであった。