2011年9月27日火曜日

ミッシャ―・マイスキー独奏会茅ヶ崎市民文化会館1990.5.25
演目
マイスキー
J.S..バッハ  チェロ・ソナタ第3番BWV.1029
ブリテン  チェロ・ソナタハ長調OP.65
ファリア  7つのスペイン民謡
ブラームス  チェロ・ソナタ第1番ホ短調OP..38

覚書
マイスキーは、1985、1988,1989、と日本で演奏し今回は3年つずけての4回目の演奏である。私はその内3回聴くことになる。
あのキリストの再来をおもわせる憂いのある顔付は、2年間の強制収容所の生活から現れたものかもしれない。ソ連に生まれイスラエルに移住し、安住の地で彼の顔つきに柔和さがうまれつつあるようだ。
マイスキーの高度な技法は、バッハからブラームスに至るまで独自の哀愁と渋みがチェロならではの響きを発して、豊かな力をあたえてくれる。サイン会が演奏後行われたが、彼は終始笑顔で応じていた。